シェフの備忘log

備忘録を残そうと思い、折角なので誰かの役に立てばと思いブログにしました。間違いがあるかもしれませんので、責任は持てません(笑)

デコッキングについて

今から6年位前だと思いますが、狩猟系Youtubeを見ていて「おぉこれは凄い理に適った手法だ」と実践していたのが、デコッキングだ。

某シカハンターさんの動画は経験の浅い自分なんかは食い入る様に見ていただろう。

未だにファンは沢山居ると思う。

まぁ経験を積めば色々とヤバい事だらけなので、真に受けなくなるのだが。。。

その中でもデコッキングはつい最近まで私は実践していた。

どうゆうものかと言うと、

 

・薬室に弾を入れる

・引き金を引く

・引き金を引いたままボルトを閉める

 

これだけの事である。

どうゆう効果があるかと言うと、撃鉄が落ちた状態になっているので、銃が倒れようが引き金を触ろうが弾は出ない。

と言う事である。

撃つときにはボルトを起こして元に戻す。

この作業だけで撃鉄が起きるのである。

すなわち撃てる様になるのである。

 

弾倉に入った弾をボルトを起こして引き抜き、また押し出してボルトを閉じる。

本来ならこれだけの動作をするのだが、その時の音は鹿にこちらの気配を察知させるには充分なのである。

デコッキングはボルトを起こして元に戻す、音を言葉にすると「カチ、カチカチ」位か。

 

なのですが。。

 

デコッキングは確かにこの状態を維持出来れば弾は出ない。

がしかし!!「この状態を維持」に難があるのだ。

ボルトと言うものは案外軽い力で起き上がり、銃を肩にかけていれば勝手に薬室が開く位スムーズに動くものなのである。

以前雪山をお尻で滑り降りた後に銃を見ると薬室に雪が入っていた事がある😵

肩から下げたていた銃が雪面にボルトが当たり開いてしまったと考える。

 

これをデコッキングに置き換えると、簡単にボルトが起き上がってしまうという事。

「この状態を維持」なんて簡単にはいかないのである。

猟スタイルにもよるのだが、私の場合、今はリュックを背負って銃を肩から下げて歩くときは弾倉に弾を入れ、ボルトは閉じた状態でセーフティをかけている。

そうする事でボルトが固定されるので勝手に開く事はない。

 

あれ?デコッキングでそれやればいいじゃん!

と思いました?

 

実は撃鉄が下りている状態ではセーフティはかけられないのです❗️

それが出来れば一番良いのですが、出来ないものは仕方ない。

安全第一。

鹿に逃げられたって良いじゃないか。

基本に忠実に、薬室には弾は入れておかない。

これしか無いです❗️

 

※当たり前の話で申し訳ないです😅