フェデラルのサボットスラグ弾 3インチと2-3/4インチの考察
今回は弾のお話。
ライフル所持まで5年を切ったわけだが、あと4年ちょっとはお世話になるサボットスラグ弾について。
私はフェデラルの弾を使用しているが、基本的には2-3/4と3インチの2種類から選ぶことになる。
2-3/4の方が反動が小さいと言う事で、2-3/4を愛用している。
先日行われた猟友会の射撃大会にて、同じ銃を使用している若者が優勝したのだが、彼は3インチを使用していた。
そこでこの2種類の弾について比較をしてみた。
ありがたい事にフェデラルのホームページに情報が載っている。
が、インチやヤード表示なので、いちいち計算しながら見るのが面倒なので備忘録とする。
まずはフェデラルのホームページ。
弾の比較は
2-3/4インチと
3インチ。
データは4種類あるが、比較するのは風による影響と飛距離だ。
まずはWind Drift。
風の影響でどのくらい流れるか、と言ったところか。
ホームページでは風速4.4mの横風の時、どのくらいの誤差があるかを表示してある。
★ 飛距離 2-3/4インチ / 3インチ
25yd(22.86m) 0.762cm / 0.508cm
50yd(45.72m) 2.286cm / 2.286cm
75yd(68.58m) 5.334cm / 5.08cm
100yd(91.44m) 10.16cm / 8.89cm
125yd(114.3m) 16.00cm / 14.22cm
よく使われるだろう100m付近では2cm近くの差が出ていることになる。
この差がでかいと感じるか小さいと感じるかはそれぞれだと思うが、標的射撃での風の影響は大きいと考えるべきだろう。
次にAverage Range。
100ydでゼロインした銃で、スコープは0.5インチ(1.27cm)上についている銃での話。というところか。
★ 飛距離 2-3/4インチ / 3インチ
25yd(22.86m) 2.54cm / 1.77cm
50yd(45.72m) 4.31cm / 3.3cm
75yd(68.58m) 3.55cm / 2.54cm
100yd(91.44m) 0 / 0
125yd(114.3m) -6.6cm / -5.08cm
ちょっと見にくいと思うが、2種類とも45m付近で頂点に達し、誤差が1cm。
1cmと言っても2-3/4はそのまま狙えば4.3cm上に着弾するのだから、鹿の顔を狙った場合頭の上をかすめることになる。
3インチの弾は、100mゼロインした銃で、常に顎付近を狙えば100m以下であればあたるだろう。
この差はでかいかも。。。
25yd~125ydでのアップダウンを覚えて、瞬時に粗点を変えられるようになれば一番いいのだが、もちろん腕の良し悪しはあるが、何も気にせず(優勝した若者はそう言ってた)頭を狙えばあたる3インチを使用する方が得策なのかもしれない。